2016/05/29

タイでコンドを借りるときは絶対に不動産屋を介すべき、という話

最近、タイへ来て早くも5回目の引越しをしました。そこで!前大家と揉めてます。しかも退去してから約一ヶ月が経とうとしてるが未だ決着つかず。ということで、同じようなトラブルに巻き込まれないためのポイントを書いていきます。



フェアな交渉をするための条件を揃える


タイトルの通りですがこのことが身を守る為にいかに重要かを知りました。これまではネットから自力で物件を探しだしていましたが、幸いにもトラブルに発展することはありませんでした。が、ただ単に運が良かっただけのようで・・。

直接契約を結ぶ場合、契約書は先方の用意したものを使用します。が、これがA4一枚くらいの簡易的なパターンが多いようで、実際に起こりうるであろう様々なケースが漏れている可能性が高い。というのも自然発生的なものも含め、何かトラブルが発生した際の責任の範囲が大家の独断ですべてが決まる、という事態になりかねません。この場合大家が主導権を握る、つまり対等な立場でなくなることとなり契約書すらも無視されかねない状況に。

不動産屋を通した場合は契約書の作成、管理をしてくれますよね。これがね、めちゃくちゃ重要ですよね。よっぽど変な不動産屋でない限りは客観的に物事を判断してくれますし、基本的にはフェアな交渉が可能となります。第三者も契約書を保持する、これだけでもトラブルがこじれるのをだいぶ防げるのではないでしょうか。


保証、保険の有無を確認する


通常、コンドであれば3年ほどの保証(warranty)があるようです。契約前には

  • 保証の期限
  • 保証期間内の対応について
  • 保証期限以降の対応について
併せて
  • 保険の有無
必ずこちらを確認しましょう。そして契約書にも明記するよう伝えておくのをおすすめします。あとはその建物で欠陥があるかも確認しておくといいです。本来であれば賃貸主はそういったリスクを事前に話しておく必要があるようです。まあ、不動産屋を通しておけばこのへんは心配ないですかね。


入居時にダメージ・欠陥箇所の共有を


内見に行った時って小さなダメージとかに気づかないものですよね。住んでみて気づくフローリングの剥げや、壁のひび割れといった箇所はすぐに写真を撮ってLINEアルバムなどで大家と共有をしましょう。大切なのは自分の責任とそれ以外とを明確に認識させることです。入居時からあったキズを自分のせいにされかねないですしね。
実際、今回の件ではこれのおかげでいくつかのイチャモンを跳ね返してます。論より証拠です。


所持する物件が空室か確かめる


今回のケースがこれに当てはまったので念のため。契約前に大家が所持する物件がどれくらいあるのか、またそれらは埋まっているかを確認することをおすすめします。例えば今回のケースだと、所持する部屋の住人が相次いで退去していたというタイミングに被っていました。へこんだ家賃収入を補うために人質に取られているデポジットをどうにか回収しようとあの手この手を使ってくるかもしれませんよ。

大家のお財布事情に左右されることなく公平なジャッジを下してくれるのが第三者である不動産屋ですよね。これもかなり重要なところ。


とはいっても


日系の不動産屋でもよくトラブルが起きている話を聞くし、必ずしも正解だとは言えないかもしれません。しかし本来払う必要のない請求をされたり、嫌な気持ちを味わう可能性はかなり低くなるかと思います。

仮にタイ人と争うことになっても圧倒的に不利であることは周知の事実。そうであれば未然に防ぐための選択をしていくのが一番ですね。

あー貴重な経験ができて幸せです。